こんにちはアキです。
カムロードをベースにしたキャンピングカーに乗っている人は、架装部分には満足しているが、移動時間が長いキャンピングカーに対して、クルマとしての走りが気になっている人も多いのではないでしょうか?
また購入を考えている人は、購入後に後悔など困りますよね。
キャンピングカーは、どこへでも自由に快適に旅をすることができますが、移動している時間が長いです。移動に不安を感じると、キャンピングカーから足が遠のいてしまうことも。
そこで今回は、私たちの足回り強化について紹介したいと思います。
クレアの足回り(現状)
キャンピングカーの横転事故をニュースなどで度々見かけます。
原因は、タイヤのバーストや横風によるハンドル操作による事故が多いと言われています。
タイヤのバーストですが、キャンピングカーに限ったことではなく、トラックやバンなどでも発生。
しかし、重心が高いキャンピングカーは、一度バランスを崩すと横転する確率が高く大きな事故になりやすいと思います。
ナッツ社のクレアは、標準のカムロードから、以下の足回り強化がされていて、購入の大きなポイントとなりましたので紹介します。
アジリスキャンピングに交換
ベース車であるカムロードは、標準タイヤが185/75R15 106/104N
タイヤの最大負荷能力を示すロードインデックス(LI)は、シングルタイヤで106=950㎏、空気圧は600kPaです。
クレアは、標準タイヤをアジリスキャンピング215/70R15 109/107に変更しています。
(幅:195→215mm、空気圧:600→前475kPa・後550kPa、LI:950→1030kg)
車検証で総重量3,200kgと記載されているので、タイヤ幅をワイドにし、LIをアップして対応しています。
また、空気圧も低く設定でき乗り心地の改善にも貢献しています。
カムロード専用ホイールに交換
クレアは、タイヤをアジリスキャンピング変更し、純正ホイールはリム幅が5Jですので、変更したタイヤに併せて、リム幅6Jのホイールに交換する必要があります。
そこでクレアでは、ホイール交換に併せて、純正スチールからアルミホイールへと交換をしています。
アルミは鉄と比べて柔らかく成型しやすいのでデザイン性の高さが魅力です。
また、軽量になること、腐食しにくい、ブレーキの放熱にも効果的、専用のホイールでハブボルトに負担がない設計です。
このことから、ハンドル操作性が向上、ハブボルト破損などの心配が軽減されるなど安全性に貢献します。
さらに燃費の向上も期待できます。
ショックアブソーバー
乗り心地と安定性を向上させるため、タイヤ前後にカヤバと共同開発したショックアブソーバーを標準装置しています。
納車後、半年間乗ってみて
無事に納車したクレアは、標準カムロードから足回り強化されていることから、安心して乗ことができるだろうと思っていると「あれっ」「怖い」と思うことが多くありました。
フラフラしてる!怖い!尻下がりしてる!?
わだちが大きくなっている道路を走行している時、風が強い日、大型トラックとすれ違う時など、クルマのフロントが少し浮いている感じになり、ハンドルが軽く感じると同時に、クルマがフラフラして不安定になることがありました。
また、交差点で右左折する時に、フロントはまだいいのですが、リアのロールが大きくなりクルマが倒れるのでは?と不安定になることがありました。
不安定になると、ハンドルを強く握りしめていたり、身体に力が入っていたり、自分でも無意識に防御体勢をしていることに気がつきました。もちろんスピードは控えて、安全運転を徹底しているにも関わらずです。
あらためて乗用車とは違うんだと感じると共に、正直「怖いなぁ〜」と感じていました。
カムロード足回り強化の目的と進め方
納車から半年間乗ってみて、乗用車と比べて走行に悪影響を及ぼす要素が多いキャンピングカーは、速く走る必要はありませんし過度な対策は不要です。
法定速度以下での走行安定性が向上すれば、より快適で安全なドライブが可能になり、長距離運転時の疲労軽減にもつながります。これをキャンピングカー足回り強化の目的としました。
第2の家であるキャンピングカーに、必要な対策を少しづつ加えて、その効果を感じながら、楽しみながら、ゆっくりと作り上げていきたいと思っています。
納車後、半年間は標準のまま乗ってきたのはこのためです。これをキャンピングカーの足回り強化の進め方としました。
カムロードの足回り強化
私たちがたどり着いた足回り強化を実現してくれる所はシャドウです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~circuit/mysite3/canping.index.html
シャドウ代表の「キャンピングカーチューナーマエ@埼玉」さんが、カムロードのタイヤ重量測定結果を掲載していました。その内容は、自身が所有するクレアの対策する前は、
前輪(左755kg 右823kg)、後輪(左965kg 右978kg)!?であったと。
全体的に後輪側に尻下がりっており、また右に傾いていたというのです。
衝撃的な事実を知り、迷わずシャドウに連絡をして相談することにしました。
シャドウでは、これまでビルダーから直接連絡があり、さまざまな対策を行っています。
また、足回り強化をしたクレアをデモカーとして用意しています。
早速、足回り強化を実施したクレアを試乗させていただきました。
試乗した感想は
- 走行中は、クルマが常に水平を維持おり、直進安定性が乗用車並みと感じた。
- 交差点では、クルマが外側に大きく傾くことなく、安定した姿勢のまま曲がっていく。
- 乗り心地は、多少突き上げ感はあるが、剛性の強さを感じると共に、マイルドにも感じた。
試乗を終えて、その素晴らしい安定性と乗り心地に感動しました。
私の考えていることをシャドウに相談した結果、「リヤコイルオーバー」と「リヤスタビライザー」を導入してみては?とアドバイスをいただき、導入することにしました。
リヤコイルオーバー交換 189,200円
総額:189,200円 (本体:176,000 工賃:13,200円)
カムロードでは初となるコイルオーバー式。コイルスプリングの滑らかな動きで乗り心地が良く、ロールを低減させリヤの車高をアップさせるのでエアサス要らず。オーバーホール可能、車検対応品です
リヤスタビライザー交換 122,100円
総額:122,100円 (本体:104,500円 工賃:17,600円)
カムロードの横揺れを抑えるのに効果的なのがリヤスタビライザーです。フロントを強化品に交換するより効果があります。
総額 311,300円
試乗したデモカーと比べて、70%位の完成度ということ。次回以降にフロント周りを強化すれば100%になるよとアドバイスを受けました。
今後の課題
アドバイスを受けて、次回以降検討したい項目は以下の通りです。
- ブレーキパッド交換
- 運転席、助手席のシート交換
- フロント足回り強化
まとめ
リヤコイルオーバーとリヤスタビライザーを装着して、シャドウのガレージからバックで出る時に、今までであればクルマが揺れていたイメージだったが、揺れを素早く吸収し、不快な揺れ返しは感じない。まさに乗用車みたいな感覚でした。これまでの怖いと感じることが確実に少なくなりました。
キャンピングカーの足回りに不安を感じている方は、ぜひ一度デモカーの試乗をお勧めします。
最後までお読み頂き ありがとうございます。